やっほー!こすだより

院内報「やっほー!こすだより」 第47号

(2007.8.1発行)
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意外と奥が深い「体温測定」

 いつもお世話になる体温計…
あたりまえのように「熱をはかって」いるけれども、
けっこうウンチクがあります。
今回は体温測定と体温計についておはなしします。

そもそも体温測定とは

 体の温度は、部位によって異なります。
本当の意味での「体温」とは「深部体温」のことで、
体の奥深くの臓器の温度のことを言います。

 ただ、これを測定することはかなり難しいことなので、
通常、体の表面のなかでなるべく外気温の影響を受けないところの
温度を測ってその代用としています。日本では通常、脇の下ですね。
これを「腋窩温(えきかおん)」といいます。
そのほかに口の中で測る「口腔温」
おしりの穴につっこんで測る「直腸温」などが代表的な測定部位です。

 これらを測ることによって深部体温を推定しているのです。
ちなみにおよそ一定して、深部体温直腸温口腔温腋窩温で、
少しずつ異なっています。

けっこう大きい測定誤差

 「体温測定」と「体重測定」の誤差を比べてみましょう。
ヘルスメーターがあれば、体重を5回連続計ってみてください。
0.1Kgほどは数字が異なりますが、ほぼ同じ数字がでますね?

 次に電子体温計を使って5回連続で熱を測ってみてください。
かなりいろんな数字がでると思います。
これが「測定誤差」です。

 これでわかるように、電子体温計による体温測定は、
そもそもかなりの誤差を含むものなのです。

 そう考えると、38.0℃から38.2℃に「熱が上がった!」なんていうのは
あまり意味のないことなのが分かっていただけるでしょうか?

体温計の特性を調べる

 お友達同士で集まる機会があれば、
それぞれの体温計を持ち寄って交換しあって測ってみるといいかもしれません。
ものによって、「高めにでる体温計」「誤差の大きな体温計」などの特性が
あるかもしれません。

 また一度くらいは水銀体温計と比較してみてください(5分計測)。
水銀計は、できれば家庭に一本備えてあるといいですね。
使う電子体温計が「おかしいかな?」と感じたときに確認をすることができます。

次回予告

 次回は、今回の話の続きで「平熱」についてお話したいと思っています。
ぷくぷくほいくえん
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