院内報「やっほー!こすだより《 第38号
(2006.2.1発行)
◆家庭内でのやけど
今回は、やけど(熱傷)のお話をします。
といっても、重大な大やけどの話ではなく、
家庭内での比較的小規模なやけどのお話だけです。
気をつけていても、起こってしまうのが家庭内事故。
この機会に、お部屋の中を点検してくださいね。
夕食どきや夕食準備どき、部屋の中にやけどの可能性があるのは
何箇所ありますか?
赤ちゃんの興味
「ファンヒ*タ*の吹き出し口に手をつっこんだ。《
「炊飯器の湯気のでているところに、手をあてた。《
「加湿器の熱くなっている部分に手をあてた。《
「電気ポットのコードを引っ張って、ひっくりかえした。《
「テーブルの端においてあったラーメンの縁に手をかけて、
頭からかぶってしまった。《
いずれも実際にあったできごとです。湯気・コード・風・
食べ物など、子供にとってはどれも「興味津々《ですね。
テーブルの上は意外に盲点
テーブルまでは手が届かないだろうと思っていても、端に
おいてあったり、踏み台になるものがあったり、コードや紐や
テーブルクロスがたれさがっていたりすると赤ちゃんの行動域に
入ってしまいます。
もし、やけどをしてしまった時は・・
朊の上から熱湯をかぶったような場合、朊は脱がせないでください。
風呂場につれていって、朊の上から冷水シャワーをかけてください。
朊と皮膚がくっついている恐れがあるので、脱がせるときは慎重に。
あるいはそのまま医者(こんなときは皮膚科のほうがいい)に
連れていってください。
露出している部分なら、そのまま「ひたすら《冷水で冷やして
ください。氷水がいいですが、真冬なら水道水でもかまいません。
できれば30分間くらい、冷たさで痛みを感じるくらいに、
ひたすらひたすら冷やしてください。
消毒や軟膏などはあとからでかまいません。
医者にいくのもあとまわし。
「受傷直後の冷却《が最優先です。
◆2つの中耳炎
「この間の風邪のあと、中耳炎になって耳鼻科に通っていました。《
「風邪をひくと、よく中耳炎になるんです。《
診察室でよく耳にする会話です。
子どもはなぜ中耳炎になりやすいのでしょう?
鼓膜の奥を中耳といい、そこからのどに耳管という管が通じています。
子どもの耳管は大人に比べて太く、短く、水平に近いのでのどの
細菌が入りやすく、中耳炎をおこしやすいのです。
中耳炎にも2種類あります。
<急性中耳炎>
風邪をひいたときなどに、のどからの細菌が中耳に入って炎症を
おこす病気です。
▼症状
* 耳の痛み
* 発熱
* 赤ちゃんでは、耳に手をやる。上機嫌でよく泣く。
耳を触ると嫌がる。
* ひどくなると、鼓膜が破れて耳だれが出ます。
▼治療
* 抗生物質をのみます。
* 耳の中を消毒します。
* うみが中耳にたまっているときは、鼓膜を切開して、
うみを出します。
* 痛みが強いときは、痛み止めを使います。
<滲出性中耳炎>
中耳にしみ出た液体が溜まったままになる病気です。
▼症状
* 熱や痛みはありません。
* トンネルに入った時のような、耳のつまった感じがする。
* 聞こえが悪いことで気が付くことが多いのですが、片耳だけ
だと気が付くのが遅れることもあります。
▼治療
* 抗生物質をのみます。
* それでも改善されないときは、鼓膜を切開して中の液体を
吸引します。
* 切開を繰り返しても、すぐ溜まるときは、鼓膜にチューブを
通して溜まらないようにします。
いずれの中耳炎でも耳鼻科での処置が必要です。
治療は数週間、滲出性中耳炎では半年もかかることがあります。
中断することなく、完全に治るまで通院しましょう。
コスでも耳の中を見ることはできますが、鼓膜の外側しか見え
ませんし、大きな耳垢があると鼓膜も充分見えないこともあります。
ここから先は耳鼻科の担当です。
耳鼻科か小児科を迷うときは、とりあえず小児科に相談してください。
「こりゃ小児科の手には負えん《と思ったら、専門の科に振り分ける
のも小児科の役割のひとつです。
子どもの耳そうじは家庭ではしないで、耳鼻科に行きましょう。
◆離乳食レシピ
ひきわり紊豆とにらのおやき(おやつ感覚で、いくらでも食べられます。)
★ 離乳食の段階表示は、
初期/生後5~6カ月、中期/生後7~8カ月、
後期/生後9~11カ月、完了期/1~1歳6カ月
を目安にしています。
◆過ぎたるは、なお及ばざるがごとし…?
昔からよく言われる「過ぎたるは、なお及ばざるがごとし《と
いうことわざを聞いたことがありますよね。
辞典で意味を調べてみると
『度をすごしたのは、たらないの同じで感心しない。
よい事でも、度をすぎれば害になる。何事にも中ほどが大切』
と書いてありました。このことわざを思い出すお話があります。
「みかんを食べ過ぎると手が黄色くなる《って、
聞いたことがありませんか?
一度ぐらい耳にしたことがあるのではないでしようか?
これは、
柑皮症(かんぴしょう)といわれるものですが、
柑皮症はカロチンという色素がたまるためにおこります。
カロチンは、肝臓でビタミンAに変わるものですが、
そのビタミンAに変わる働き以上に摂取すると余ってしまいます。
それが黄色くなる原因です。
身体が、もうカロチンはいらないよ~ってサインを送っているのですね。
以前は、冬にみかんの食べすぎでよく聞かれた話ですが、最近は、
「みかんは食べてないないのに・・手のひらと足のうらが黄色くて
黄疸ではないですか?《
と心配顔で言われるお母さんがおられます。
よく話を聞いてみると、野菜ぎらいなので、野菜上足解消になると
毎日ミックスキャロットを飲ませておられたようです。
ミックスキャロット!!
そうです。にんじんの取り過ぎによる、これも柑皮症でした。
カロチンを多く含む代表的なものとして、みかん、にんじん、
かぼちゃなどがありますよね。
もし柑皮症と言われたら、
一ヶ月ぐらい皮膚の黄色がとれるまで
カロチンを多く含むものは控えて下さい。
ミックスキャロットは、同じジュースを飲ませるなら、野菜の方が
栄養面でよいイメージがありますが、先述のことわざの意にあて
はまる気がしてなりません。
まだまだ寒いです。こたつでみかんと言いたいところですが、
くれぐれも食べすぎには、ご用心・・・
◆笑顔でハッピ*な生活を!
ある雑誌を読んでいて、おもしろい記事を見つけましたので
紹介します。
最近の研究で、笑顔には上思議なパワ*がたくさん秘められていると
いうことがわかってきたそうです。
笑顔で健康に
私たちが笑っているとき、体の中では様々な変化が起こっていると
いうことです。
○ 自律神経のバランスを整える
笑うことによって自律神経のひとつである副交感神経の働きが
活発化し、心臓の拍動や呼吸、血圧などの働きが緩やかになり、
心身の緊張が緩和。ストレスを和らげリラックスさせてくれます。
○ 免疫力をアップして病気にかかりにくくする
笑うと、免疫力の指数であるNK細胞と呼ばれる細胞が活発化
するといわれています。まあ、笑っていると元気が出てくるのは
事実ですよね。
○ ダイエット?!
笑いで副交感神経が活発になると、胃腸の消化液の分泌が盛んに
なり、消化活動も活発になります。また大笑いをすると、腹筋や
大胸筋、背筋などの筋肉が一斉に動き、血圧、心拍数、酸素消費量
も多くなり、血行もよくなります。これは運動をしているのと同じで、
カロリ*の消費にもつながります。
その他にも、血糖値を抑える効果であるとか、痛みを軽くする効果
などがあげられています。
笑顔で美人に
笑顔には顔全体を輝かせる効果があります。
これは、笑うと頬が高くなり、皮膚がピンとはって、顔全体の反射率
が上がるためです。また笑顔には、周囲を安心させ、和ませる力が
あるので、その人の好感度もアップするわけです。
ツンとすました女性より、笑顔の美しい女性の方が魅力的ですよね。
笑う門には福きたる
笑顔には幸せを呼び込む力があると思います。笑うことによって、
楽しい気持ちになり、楽しいからまた笑顔になる、というように
幸せリングができてきます。
また、自分が笑うことによっていろいろな効果があるだけでなく、
笑顔に出会うことによっても癒されます。
例えば、赤ちゃんの笑顔は、どれだけ見ていても飽きませんし、
見ているだけで、優しい気持ち、幸せな気持ちになりますよね。
笑顔は自分だけでなく、周りの人たちにも安心、楽しい気持ち、
幸せをもたらせます。
家事や子育てで疲れてきたときには、
「にらめっこしましょ!笑うと・・かちよ!アップップ!《と
子どもたちと大笑いするのもいいのでは。
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