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院内報「やっほー!こすだより《 第32号
(2004.2.1発行)


◆熱があるとき…  この季節、風邪やらインフルエンザやらで熱をだす機会が多くなります。 今回は、熱があるときの家庭看護についてお話します。 寝ていなくちゃならない?  基本的にはおうちの中であれば自由にしていていいと思います。 横になりたくなったときに寝られる環境だけ作っておいてあげればいいでしょう。 厚着?薄着?  基本的には、普段通りで結構です。調節するなら、次のようにしてください。  まず「寒気モード《か「暑いモード《かを区別します。 「寒気モード《は青白い顔、汗をかいていなくて肌はサラサラあるいはさむいぼ・鳥肌など、 手足はどちらかというとちぢこまっています。 「暑いモード《はその逆で、頬が赤い、汗をかいている・肌がしっとりしている、手足は だらんとしている、などが特徴です。 「寒気モード《の時は室温を高めに、衣類も1枚余分にしてください。「暑いモード《の時は 室温を普通にして、衣類は普段通りか1枚少なめにしてください。汗をかきますから着替え にも気をつかってくださいね。 冷やす?  氷枕、冷タオル、(冷えピタ?)などで冷やしてあげるのもいいですが、これらは体温を 下げるのが目的ではありません(殆ど下がりません)。少しでも安楽にしてあげるのが目的 ですから、これらをいやがるようなら、泣かせてまで無理にすることはないでしょう。 入浴?  お風呂に入る気力がありそうなら、熱が何度であっても入浴はかまいません。むしろ 入った方がいいと思いますが、家族の反対が強ければ無理に入らなくてはならないという ものでもありません。入るなら長湯・湯ざめに注意して、浴室と風呂上がりに過ごす部屋 (リビング?)を充分に暖めておいてくださいね。 坐薬や頓朊は?(解熱剤)  これらも「安楽にするための処置《です。使ったから早く治るものではありませんが、 かといって、長引かすこともありません。使うタイミングは「つらそうなら使う《です。 高熱でも比較的元気そうなら必要ありませんし、逆に熱がそれほどでなくても、つらそうに していれば使ってあげればいいと思います。 水分補給?  高熱の場合、汗や呼気(はく息)に含まれる水蒸気などで思ったより多くの水分が失われ ます。お茶・ジュース・乳幼児用イオン飲料などで水分補給につとめましょう。 食欲がなければ、食べ物は無理しないで下さい。水分さえとれていれば2日や3日なにも食べ なくても大事ありません。尿の色がいつもより濃いようなら水分上足の徴候です。 ◆子どもの心を育てる「おもちゃ《 子どもたちが大好きなおもちゃですが、いざ子どもから「おもちゃが欲しい《と言われると、 「だめ《と突っぱねるか、「今度ね《とか「○○ができたら《などと言ってできるだけ 買わないようにしていることはありませんか? 一方、「絵本が欲しい《と子どもが言えば、喜んで買ってあげたいと思う大人がほとんどでは?  それは、絵本は作家が子どもたちのために思いを込めて作った、子どもにとって「良いもの《 だと考えているからでしょう。ところがおもちゃは「与えすぎはわがままになる《とか 「考えない子になる《といった理由からか絵本ほど「良いもの《ではないと考えている人が 多いようです。 子どもに重要なのは自分で考え手先や身体をいっぱい使うことで、自身の内側からまわりの 世界に対する興味や関心がどんどん広がっていく、そんな遊びが必要です。 だから、おもちゃも遊び方が決まっているようなものではなく、子ども自身が遊び方を発見 していくようなものがおすすめです。子どもが大好きな「おもちゃ《は、楽しいだけでなく 心の成長を助けるパートナー。 お父さんお母さんも一緒に遊びたくなるような「素敵なおもちゃ《を選んでみませんか? 赤ちゃんのいたずらは、大事な遊びであり、成長の表れです。 次の様ないたずらをしていたら、さらに五感の働きを伸ばすような遊び道具を与えてあげましょう。 ・何でも口に入れる   →木製のおもちゃなど、口に入れても安全な自然の素材でできているもの。  ・何か見つけるとすぐに手を伸ばして引っぱる   →色を楽しんだり、引っぱったりして遊べるもの。   ・たたく   →繰り返してたたいて遊べるもの。   ○遊び道具はできるだけ自然素材のものを。   ○色、音は刺激の少ないものから与える。 幼児には・・・空間性や秩序性、社会性が備わり始めたら、それぞれの感覚の発達を促すような        遊びをさせましょう。 ・ 空間性が出てきて、立体物を作るのが楽しくなる      →積み木遊び。 ・ 秩序性に広がりができて、ものをいろいろ並べて楽しむようになる      →模様作り、モザイク、ビーズ遊び類。 ・ 社会性が育ってきてまわりの世界がよく見えてくる      →ごっこ遊び。              (参考書籍:岩城敏之著『かしこいおもちゃの与え方』) ◆風邪をひいたときのちょこっとアドバイス~疑問編~ 冬本番です。風邪の流行も本番。 先週号に続き風邪の時によく聞かれる疑問について書いてみました。  *熱が高いと頭に影響するって聞きますが・・・?  昔(祖父母の世代)は、重い感染症で実際に障害を残すことも少なからずあったので、 高熱は頭にくるといったイメージが、今でも残っていることが多いようです。 しかし、42度ぐらいまでの熱で、脳に障害を残すことはありません。 私たちの体は通常、体温をコントロールする機能をもっているため、42度以上に体温が 上がることは、ほとんどありません。  熱の高さばかりに目をむけずに、熱が高くても元気そうか、熱以外に症状があるかを よく見てあげてください。熱の高さが、それほどでなくても、ボーっとしている、 呼吸がいつもと違う、しんどそうに見えるなどです。また、1~2ヶ月の赤ちゃんは 熱だけでも心配なことがありますので、早く受診した方がよいと思います。  *風邪をひいたときに栄養と安静が必要って聞くけど・・・?  風邪のときは栄養と安静が大切、先ほどの高熱の話と同じで、よく昔から言われてきました。 昔は栄養状態がよくない時代があり、せめて病気の時はという思いがあったようです。 しかし、現在はよほどの偏食や事情がない限り、栄養上足ということはありません。 普段から偏食にならないように心掛け、風邪をひいた時は食べたい物を、食べられるだけと いう思いでいいと思います。「熱があっても、ぜんぜん、布団で寝てくれない《とよく 聞かれる言葉です。確かに、安静、睡眠をとることは、体にとって良いことですが、子供は 熱があっても意外に元気にしていることもよくあります。家の中にいるなら、子供の好きな ようにさせてあげても大丈夫です。ごろごろしたければ、ごろごろするでしょうし、 遊びたければ、遊ぶでしょう。熱があっても元気に遊べるようなら、一安心だと思うぐらいの 気持ちでよいと思います。  *風邪薬って何・・・?  先日、ある子供さんが、受診された時のことです。 診察の結果、感冒性胃腸炎(お腹の風邪)と診断され「吐き気止めと、下痢止めをだして おきますね《という言葉に「風邪薬はもらえないのですか?《という、お母さんから質問が ありました。風邪薬というと、市販の「風邪薬《総合感冒薬を思っておられるようですが、 ウイルス感染の風邪を治す薬はありません。風邪薬は、症状をやわらげる、いわゆる対症療法 の薬なのです。咳がでる時は、咳を緩和する薬というように、症状にあわせて処方されるものです。 それぞれの症状を緩和させる薬を総称して、いわゆる風邪薬と言われているのです。 ◆正しく手を洗おう!  幼い頃、『外から帰ってきたら、手を洗いなさい』と、親によく言われましたよね。 それは、外で遊んでいる時に、身体にばい菌がつくことが多いからです。  自然の中には、いろいろな菌が繁殖しています。砂遊びや水遊びなどをしているうちに、 指先の擦り傷から感染するという危険性もありますし、子供は知らず知らずのうちに、 手や指をなめたりして、おなか痛の原因にもなります。  また、外出していた時についた菌を、電気のスイッチや蛇口、ドア、冷蔵庫など、 みんながよく手を触れるところに移して、繁殖させてしまう可能性もあります。  そういった細菌や手を介した二次汚染を予防するためには、やはり手洗いが最適です。 外出から帰ってきた時だけでなく、料理をする時、食事の前、トイレの後には、薬用石鹸を 使って、きちんと殺菌しましょう!!  蛇口の下でサッと手を水洗いしている人をよく見かけます。こんな洗い方では、菌を除去 しているとは言えません。  充分な手洗いとは、石鹸をたっぷり泡立て、15~20秒間くらい、指の間から手首まで、 しっかりすり合わせて汚れを落とすことです。そして、流水で石鹸をきれいに洗い流し、 必ず清潔なタオルで拭きましょう。  正しい手洗い習慣で、安心快適な毎日を過ごしたいものですね…。               <正しい手の洗い方>            1、指輪、腕時計などをはずします。            2、約10秒間流水で洗います。            3、石鹸をつけて、泡立てます。            4、手の表と裏をゴシゴシします。            5、指の間やツメもゴシゴシします。                       6、親指もゴシゴシします。            7、手首もゴシゴシします。            8、ヌルヌルがなくなるまで、流します。  まだまだ寒い日が続きます。しっかり手洗いで、風邪を予防しましょう! ◆満腹フランスパン  前の日に準備できて、当日は切るだけ。持ち寄りパーティーにもお勧めです。 【材料】  フランスパン(バケットなどの細長いもの) クリームチーズ 1箱       ポテトサラダ 【作り方】 ①フランスパンを二つに切り、中をくりぬく。       ②やわらかくしたクリームチーズ、ポテトサラダ、くりぬいたパンの中身を よく混ぜる。塩、こしょう、マヨネーズで味をととのえる。とろとろにならない        ように気をつけて!       ③パンの中に②を詰める。スプーンなどを使って、端まできっちり詰めると切りやすい。       ④ラップで包み、冷蔵庫で一晩寝かせる。       ⑤ラップをはずし、1cm厚さに切ってできあがり。  思ったより中身がたくさん入るので、フランスパンは細めがお勧めです。 ポテトサラダの具はたまねぎ、ハム、ゆで卵、きゅうり、コーンなど、お好みのものを小さく 切って何でもどうぞ。 ◆携帯版コスマガジン お申し込みをしていただいた方に、携帯用のメールマガジンでの情報発信を、月1回行っています。 申し込み方法 ・携帯電話から、申し込み専用アドレス宛てに空メールを送って下さい。 《申し込み専用アドレス》 km#kos-clinic.com ※迷惑メール防止のため、メールアドレスを一部変えてあります。 お手数ですが#は@(半角アット)に直してください。
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