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院内報「やっほー!こすだより」 第17号
(2002.8.1発行)


◆受けた方がいいの?任意の予防接種 (1)おたふくかぜワクチン  ご存知のように、予防接種には、 受けるように努力しなければならない「勧奨接種」と、 そうではない「任意接種」 があります。 おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)、水痘、インフルエンザなどが 後者にあたります。質問を受けることが多いのですが、限られた 時間の中で十分に説明できているか自信がないので、紙面で整理 してみようと思います。第1弾は、おたふくかぜです。 ◎おたふくかぜの合併症  ご存知の如く、耳下腺を主とした腫れ、痛みに発熱を伴う病気 です。治療薬はありませんが、通常数日から1週間ほどで治って いきます。ただ、次のような合併症があるのは、意外と知られて いません。「自然にかかったほうがいい」なんていう人もいるよ うですが、そう言ってしまう前に、まずは、この合併症について よく知ってください。  代表的な合併症は、無菌性髄膜炎です。教科書的には、10%と いわれますから、十人に一人です。しかし、入院の必要なものは 数%(数十人に一人)と思われます。当院でも、年に数人はこの 合併症で病院へ入院していただいています。1〜2週間ほどの入 院で、普通は後遺症もなく完治します。その他に、脳炎が5,000人 に一人、難聴が15,000人に一人です。また思春期頃以降にかかる と数%に睾丸炎を合併します(男性不妊になることは少ない)。 ◎予防接種の効果  「おたふくは注射をしても、症状が軽くなるだけ」という誤っ た風評もよく耳にします。おたふくかぜワクチンによる抗体獲得 率は90%前後で、悪くみても80%くらいの人は免疫が形成され、か かりません。残念ながら、残りの10-20%の人は、かかってしまう のですが、それでも症状が軽くはなり、合併症をおこす確率が低 くなることも期待できます。この話しの後半だけが一人歩きをし て前述のような風評になってしまったようなのですが、おおざっ ぱに言って、5人中4人は「かからない」と考えていいので、 誤解しないでください。 ◎副反応  発熱や、耳下腺の腫れ、注射した局所の腫れ、感冒症状などは、 「軽微な副反応」といえますので、説明を省略します。大切なも のとして無菌性髄膜炎があります。合併症の項目にもこの病気が でてきますが、今度はワクチンの副反応として、この病気になる ことがあります。確率は10,000接種に1回程度です。また、急性 血小板減少性紫斑病というのもありますが、これは、100万接種に 1回あるかないかです。 ◎その他  もしも、既に感染していて、その潜伏期(2週間強)にワクチン を打ってしまったとしても、問題はなく、特に重症となることも ありません。 ◎結論は?  以上のことを踏まえ、特に、合併症と副反応について良く考え た上、打つのか打たないのか決めて下さい。「先生はどう思わ れますか」はナシです。それを言ってしまうと、きっと結論を誘導 してしまうからです。私にできるのは、事実をできるだけ詳細にお 伝えすることです。質問は大歓迎ですが、最後はご自分で決断して くださいね。 次回は、季節的にインフルエンザワクチンについてお話します。
◆夏にお出かけ  太陽がギラギラと照りつける暑い夏がやってきました。夏の強い 日差しは、小さな子どもたちにいろいろなトラブルをもたらします。 元気にお外で遊びたい子どもたち、お出かけ大好きな子どもたちを、 夏のトラブルから守ってあげましょう。  まずはお出かけの車。炎天下に駐車している車は要注意です。 車内はすぐに高温になります。特に気をつけて欲しいのは、チャイ ルドシ−トの金具部分。触るとやけどするくらい熱くなっています。 同じように、ベビ−カ−の金具部分、自転車の子ども用シ−トも熱 くなっていることがあります。子どもを乗せる前に必ず点検して下 さいね。  こういう事はないと思いますが…… 車の中に、たとえ数分であっても、ク−ラ−をきかせていても、 子どもだけを置いて出ることは、絶対しないで下さいね。  次は公園。公園内の遊具にも、容赦なく夏の太陽は照りつけて います。すべり台、ブランコの鎖などはもちろんのこと、砂場の砂 も熱くなっている場合があります。大人は大丈夫でも、小さな子ど もは、皮膚にトラブルが残る場合があります。子どもが触れる前に 必ずお母さんが触ってみて下さいね。特にすべり台は、触れるとそ れほどでなくても、すべると摩擦熱も加わって、お尻のやけどとい うことになりかねません。気を付けてあげましょう。  さあ、いよいよお出かけです。お出かけする時は、帽子をかぶる ように習慣付けましょう。また、欲しがったらすぐに飲ませてあげ られるように、お茶などの飲み物を用意しておきましょう。小さな 子どもは、暑さで急激に脱水症になることがあります。こまめな水 分補給が必要です。  また、海やプ−ルなど、紫外線の強い場所に出かける場合は、 長時間は避けましょう。日焼け対策として、子ども用の日焼け止め なども市販されていますので、利用するのもよいでしょう。ただし、 日焼け止めを使用したときは、帰宅後きれいに洗い流してあげるこ とが大切です。  でも本当は、日差しの強い日中の外出は、できるだけ避けた ほうが賢明です。日が翳り始めた夕方に、公園へお散歩といった 具合に、一日のタイムテ−ブルを夏用に切り替えてみてはいかがで しょうか。 ◆ほっぺも洗って 歯がはえ始める少し前、赤ちゃんのよだれが急に増えてきます。 ちょうど離乳食が始まる頃と重なって、よだれや離乳食の中の塩分が 肌を刺激します。ほっぺ、口のまわり、あごから胸にかけて赤くただ れたり、湿疹をつくったり、肌のトラブルが増える時期です。 こまめに拭いてあげることも大切ですが「拭く」ことは意外と肌に刺 激を与えます。 お風呂以外に1〜2回やさしく洗ってあげましょう。 ・衣服のボタンを1〜2個はずし、えりもとを内側に折り込みます。 ・タオルをはさみこんで、服を覆います。 ・子供の顔を下向きに、横抱きにして、片手で洗います。 ・タオルで押さえるように、やさしく拭いてください。 少し赤くなっていても「洗う」「乾かす」ことでよくなることも多い のです。でも、細菌が感染してしまうとジクジクしたり、広がってし まって「とびひ」になります。こうなってはお薬の力を借りたほうが いいですね。 赤ちゃんは「とびひ」が全身に広がってしまうこともあります。 「洗ってもなかなか手強いぞ」とおもったら受診してください。
◆子どもの病気E とびひ ◎とびひとは… 虫刺され、すり傷、湿疹、あせもなどを掻いて皮膚が傷ついたところに、 黄色ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌(溶連菌)が感染して水ぶくれやジュク ジュクした状態(この状態をびらんという)ができる、夏に多い病気です。 水ぶくれやびらんの大きさは3mm〜5cm位とさまざまで、かゆみを伴い ます。かゆいからひっかく、その手で触ったところにまた水ぶくれやびら んができる、このくりかえしで、水ぶくれやびらんがあっという間に体の あちこちに飛び火するので、とびひといいます。水ぶくれが破れると黄色 いかさぶたになり、数日後には治ります。水ぶくれやびらん以外の症状は とくに出ません。 ◎治 療 飲み薬:抗生剤を飲んで、体の中から化膿菌をやっつけます。     指示されたとおりに、最後まで飲んでください。 塗り薬:抗生剤の入った軟膏を塗ります。     毎日2〜3回塗りなおしてください。     救急絆創膏はむれるので、使用しないようにします。 ◎気をつけること お風呂 :先生が禁止した人以外は、シャワ−で石けんを使って体のよごれ      を洗い流し、そのあと軟膏を塗ってください。お湯の温度は低め      のほうがしみません。家族への感染を防ぐために、タオルは別に      しましょう。 手を洗う:爪は短く切り、毎日何度も石けんで手を洗いましょう。 プ−ル :とびひが乾いてかたまるまでは入らないようにしましょう。     ◎こんな時はもう一度受診を ・熱が出たとき ・2日以上たっても水ぶくれが増えるとき ・顔や体が赤く腫れてきたとき ◎園・学校 とびひの程度にもよりますが、1〜2日休んでもらうことがあります。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 夏休み、プールや宿題の合間に親子でお料理・・・なんていかがですか? のどごしがよく、見た目もきれいなゼリーは夏のおやつにぴったりです。 ひんやりお菓子で、心もカラダもリフレッシュ!暑い夏をふき飛ばそう! ●フルーツゼリーの作り方● 【材料】4人分 粉ゼラチン       小さじ2(8g) みかん缶、パイン缶など 80g 水           200t 砂糖          小さじ4(12g) 【作り方】 @ 粉ゼラチンは倍量の水でふやかしておく。 A フルーツ缶は小さく切る。 B なべに水と砂糖を入れ、火にかける。   火を止めて、温かいうちにゼラチンを入れ、溶かす。 C Bの粗熱をとり、フルーツを入れ、型に入れて冷やし固める。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
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