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院内報「やっほー!こすだより」 第12号
(2001.10.1発行)



◆学会に行ってきました  今年も、野田看護婦といっしょに、日本外来小児科学会にいって きました(山口県宇部市)。それで、印象に残ったことを報告したい と思います。  子供が病気になった時のお母(父)さんを、広い視野で支えていこう、 そのために小児科医に(特に日常の診療行為のなかで)なにができるか、 という内容の話のなかで、ちょっと面白い設問があったので、皆さん にも聞いていただきたいと思います。 初診。1才。39℃の発熱。  設問は、このの情報から、お母さんの心配・悩みをいくつくらい 想像できるか、というものです。  ・・ふむふむ。まず思いつくのは、 1) 重大な病気(脳炎等)かも・・心配 2) 脱水にならないか、点滴は必要ないか 3) 痙攣をおこさないか 4) 熱がつづくと、脳に障害をきたさないか  しかし、その他にも、お母さん達の心配はいっぱいあります。 日常を振り返って、そのつもりで考えてみると、更にいくつかの 「心配」が頭に浮かびました。  しかしその先生は、約1時間の話の最後に、こう言ったのです。 「20個考える事ができたら、まあよし、でしょうか」 なに、20個! ふーむ。でも、まぁやってみましょう。   (以下は思い付いた順ではありません) (受診に関して) 5) 病状を医師にちゃんと伝えられるか 6) この医者の言う事を聞いていて本当に大丈夫か。       大きな病院へ行った方がいいか? 7) 薬の副作用が心配 (病気、ホームケアについて) 8) 薬はちゃんと飲んでくれるか 9) 食事をとってくれないが、栄養は? 10) 夜、ぐずって寝てくれない 11) 入浴はどうするか 12) 家で症状の変化にちゃんと気付けるだろうか。なにに注意       していたらいいのか。 13) 夜中に病状が悪化したら・・ 14) 解熱剤はどう使ったらいいのか 15) いつ頃治るのか 16) 数日前に受けた予防接種の副作用では? (家庭事情について) 17) 家族(舅、姑、夫)から責められないか 18) 自分の行動が子供を病気にさせたのではないか       (連れ歩いた、湯冷めさせた、など) 19) 看病のため家事が充分できなくて、夫に怒られないか 20) 明日保育園にいけないとすると、仕事はどうしよう  これで、20個です。じっくり考えると、もっとでてきそうです。  ちなみに野田看護婦に同じ事をやってもらうと、半分以上は私と 重複したのですが、私の気付けなかった点もいくつかありました。 21) 苦しんでいる我が子に何をしてやればいいのか。 22) 兄弟にうつるだろうか 23) 買い物に行くにも不自由。どうしよう。 24) 診察時、泣いて困らせはしないか。医師はやさしいか。       看護婦は。受付は。  それぞれ、家庭の事情が違うでしょう。お母さんが仕事をもって いるかどうか、祖父母が同居かどうか、お父さんの協力がどれだけ 得られるか、これらによって、悩みもいろいろだと思います。 普段から、時間に追われながらも、こういうことにも気遣いながら 診療しているつもりでした。(ある時は自信に満ちて、ある時は 迷いながら。)  今回のこの講演で、私が普段大切に思っている事について、 「この路線で間違いはないのだ」と確信を強めたと同時に、 「まだまだ修行が足らん」と実感した次第です。  「病をみて人をみず」は論外ですが、「病を診て、人(児)を診て、 母(・父・保育者)を観て、さらにその周りの環境も見て、再び人(児) を看る」、そんな小児科医になりたいと、改めて思いながら、帰路に つきました。                        (笠井) ◆子供の事故 X 誤嚥による窒息 飲み込んでしまった物が食道ではなく、気管支に入ることを 「誤嚥(ごえん)」と言います。 少量のお茶でむせても、咳き込んで苦しい思いをしますが、物が 詰まって息ができなくなる「窒息」をおこすと短時間でも命に かかわったり、重い後遺症を残すことがあります。 ☆気をつけたい物は・・・ ○ピーナッツなどの乾燥豆  かたくてまるく、水分を吸ってふくらんでしまいます。 ○プチトマト、ぶどう  まるくてつるんと滑ります。 ○こんにゃくゼリー  普通のゼリーより硬くて、弾力があります。 他にも餅、たくあん、ちくわ、ソーセージ、いくら、丸いあめ、など ある程度の硬さと弾力のあるものは要注意です。 ☆こんなことに注意しましょう。 ・3才まではピーナッツなどの乾燥豆や、ピーナッツの入ったせんべい、  チョコレートは食べさせないようにしましょう。 ・豆を放り投げて、口で受ける食べ方、遊びはやめましょう。 ・寝たまま、歩きながら、遊びながら食べるのはやめましょう。 ・口に物を入れているときにおどかしたり、笑わせるのはやめましょう。 ・適当な大きさにあらかじめ切って、よく噛んで食べましょう。 ・小さなお兄ちゃん、お姉ちゃんがお手伝いをしようと、赤ちゃん  に自分のおやつを食べさせてしまうこともあります。  勝手に食べさせてしまわないよう普段から説明しておきましょう。 窒息の原因は食べ物だけではありません。 ビー玉、硬貨、風船、ビニール袋、ボタンなど丸くて硬いものは 危険です。 赤ちゃんの口は以外に大きな物を飲み込みます。直径32o以下の 物は要注意です。これはフィルムケースより大きく、トイレット ペーパーのしんよりやや小さい大きさですトイレットペーパーの しんの中に入ってしまう物は危険と考えて、手の届かないところへ かたづけましょう。 ☆気管に物が詰まったら  突然激しく咳き込み、苦しがる。  顔を真っ赤にして、涙を流しながら咳こみ、そのうちにあえぐよう  に肩で息をするようになり、顔色が悪くなり、ぐったりしてしまう。  呼吸が止まる。  窒息は突然、あっという間におこります。一刻も早い処置が必要です。  気が付いたらすぐに救急車を呼びましょう。 ☆救急車が到着するまでの応急処置は  子供を膝の上にうつぶせにして、頭を下にします。  肩甲骨の間を4〜5回強く叩きます  「ハイムリック法」  膝立ちの姿勢で子供の背中を手前にして抱きます。  右手のこぶしをみぞおちのやや下に当て、左手でつつみます。  強く手前上に引き上げます。 10号から3回続けて誤飲についてお話してきました。 「あれもこれも気をつけることがいっぱいで大変!!」ですが、こども と一緒に床に寝転んで、こどもの目の高さで「危ないことないかな〜」 とチェックする。これで意外に気付くことも多いんです。一緒に ごろごろしてみてください。 ◆インフルエンザワクチン インフルエンザワクチンの予約を開始しました。 1回4200円(税込) ご家族2人目からは、1回3150円(税込) (12歳以下は2回接種が必要) 詳しくは受付まで。 ◆こどもの病気A 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) 流行性耳下腺炎とは… ムンプスウィルスによる感染症です。 耳の下の唾液腺(耳下腺)が腫れて痛みます。たいてい左右とも 腫れますが、片側だけの場合もあります。下あごの唾液腺(顎下腺) が腫れることもあります。 熱は3〜4日で落ち着き、腫れは1週間ぐらいでひきます。 ☆気をつけること 食べ物:すっぱいものや、かたい食べ物は痛みが増すので避けましょう。     痛みが強い時は、かまずに飲み込めるものがよいでしょう。 お風呂:腫れのピークを越えるまでは、ひかえた方がよいでしょう。 ☆こんな時はもう一度受診を 症状が落ち着きかけた頃に(発症から3〜5日目)、再び熱が上がったり、 強い頭痛、何度も嘔吐するなどの症状が出てきたとき。(小さいお子さん の場合、わけもなく不機嫌が続くときなど) ○園・学校 腫れがひくまでは他の人にうつります。 腫れがひいた頃、登園(校)可能か再度受診して下さい。 この時、登園(校)許可証(園・学校にあります)をご持参下さい。 ○予防接種 任意で受けられる予防接種があります。(1歳以上) 接種される予定の方は、他の予防接種との優先順位などについて ご相談下さい。 ○おたふくかぜの子と接触したけれど… おたふくかぜは、感染しても発病しないことが、30〜40%もあります。 (これを、不顕性感染といいます。) そのため、おたふくかぜにかかったことがないという大人100人を 調べてみると、実はそのうち約7割はすでに抗体をもっていたという 結果になります。かかったかどうかはっきりせず、抗体検査をご希望 の方はご相談下さい。

パパ・ママだっこして!
ワタシは生後2カ月の女の子。 今、ワタシの関心のあるものはママの目なの。 小さくてもちゃんとママの目がわかるのよ。 ママはだっこして目と目を見合わせて、やさしい声でお話してくれ ながらオッパイをくれるの。 ママの目を見て、ママの肌のぬくもりを感じて飲むオッパイは、 体の栄養になるだけでなく、心の栄養にもなるみたい。ママの やさしい声で、いい気持ちになりいつの間にかおねむになっちゃうの。 それとね、ワタシが目を覚ましている時、ママの時間が許す限りだっこ して欲しいな。 自由に寝返りの出来るママにはわからないかもしれないけど、まだ 手足しか動かせないワタシは、背中が蒸れて気持ち悪いときがあるの。 抱き癖がつくなんていうけど、それは違うと思うな。 パパやママにだっこしてもらうと、とっても安心で気持ちよくて、 心がどんどん成長していくみたい。実際、だっこをいっぱいして もらっている子は、心身ともに成長がいいらしいよ。 それと、いろんなお話もしてね。 今はお話のイミはわからないけれど、パパとママのやさしい声は、 私の心もやさしさでいっぱいにしてくれるの。  ボク2歳。 大きくなったけど、ママのおひざ大好きだよ。 言葉も少しずつ覚えて、お話も上手になったよ。 今のボクは、ママにだっこしてもらってご本を読んでもらうのが お気に入り。最近の若者は本を読まないと言われているけれど、 ボクは、ママが読書の楽しさを教えてくれたから、大きくなったら 文学青年になるかも……。  わたしは幼稚園の年長さん。 こんなに大きくなっても、ママのおひざ大好き。 ママは、弟がお昼寝しているとき、いつもおひざの上に座らせて くれるよ。 わたしはおひざの上で、ママに園のこと、お友達のこと、いっぱい お話するの。 ママはやさしいお顔で、お話を聞いてくれるの。 そんなママわたしは大好きだよ。  パパ、ママ、ボクもワタシも、だっこされるのは大好き! パパやママの肌のぬくもりは、大きくなっても忘れないよ。 いっぱい、いっぱい、だっこしてね。 『赤ちゃんの気持ちがわかる本』参考
◆絵日記 栗東市の5才の女の子から夏休みの絵日記が届きました。 お父さんの実家へ帰った時にプールに行ったそうです。 プールの底には、星の絵が描いてあり、すべり台もあります。 おじいちゃんと一緒に流れるプールで遊んで楽しかったそうです。 そんな表情がいっぱい表れているかわいらしい絵ですね。 これからもこんなかわいいお便りをどんどんお寄せ下さい。 お待ちしています。


◆電話受付について

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 電話していただいた時点での順番をお知らせしますので、時間を 見計らってお越し下さい。 「この時間に診て欲しい」という指定はお受けできませんので、 こちらに来ていただける時間帯になってから、お電話下さい。
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 午前中に、午後の診察の受付はできません。
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