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院内報「やっほー!こすだより」 第6号
(2000.9.11発行)




◆学会にいってきました
 8月26日(土)を臨時休診とさせていただいて、26〜27日に、埼玉県大宮市で開催された日本外来小児科学会というのに参加してきました。皆様にご迷惑をおかけして、いってきたわけですので、その様子を少し報告したいと思います。

ユニークな学会
 学会というと、研究中心の、難しい話を連想されるかもしれませんが、この学会は、開業小児科医とパラメディカル(看護婦、薬剤師、受付事務、心理判定員、保育士など)を中心として、日常の診療に近いところでの議論を深めようというユニークなものです。
 テーマのいくつかをピックアップしてみますと、「待合室の絵本」「外来小児科における育児支援」「学校医制度を探ろう」「小児上気道感染症に対する抗生剤使用ガイドライン作成の試み」「外来でアトピー性皮膚炎の患児に対する食事制限をどのようにおこなうか?」などなど…

 すべての話題を議論すると底の浅いものになってしまうので、ワークショップ(数十人毎の分科会のようなもの)で一つのテーマを3時間くらいかけて議論します(もちろん、ワークショップ以外にも、研究発表、講演などあります)。
 今回は、「アレルギー児への予防接種はどうしていますか」と、「インフルエンザ感染症――私たちは、ワクチン接種をはじめ、どのような提言を患者さんに行えるか?――」という、2つのワークショップに参加してきました。
 どちらも、実際のところ、医者によって対応もスタンスも様々で、全く確立していません。でも、他の医療機関ではどのようにしているのか、どのように考えているのかを聞くのはとっても参考になりました。

看護婦さんも…
 当院看護婦の野田さんも、「アイデアの輪を広げよう!」と「小児科外来における看護記録のとりくみについて」の2つのワークショップに参加してきました。

帰ってきて・・
実践的な内容とはいえ、明日からすぐに結果をだせるものでもありません。しかし、日常診療に埋没することなく、一歩ずつでも「よりよい小児科クリニック」を目指していきたいと思います。


◆10月よりかわります !

 2000年10月より、いくつかシステムを変更します。それぞれについての詳細は、別紙をご覧くださるか、窓口でお尋ね下さい。

電話受付を始めます。
       (電話受付・窓口受付を併用)
 「予約」ではありませんので、電話受付をしていただいた方も、混雑時は来院後しばらくお待ちいただくことになります。1時間待ちのところを30分ですむように、というのが目標です。
 もちろん、これまで通り、電話無しで窓口へお越しいただいても結構です。
 電話受付を併用するため、診察順は必ずしも来院された順とはなりません。「はやく診てほしい」「はやく済ませたい」という気持ちは、皆さん共通です。なるべく不公平にならないようにしますが、当初は多少混乱があるかもしれません。ご了承ください。

予防接種外来を毎週にします。
 これまで、第2・第4火曜だけでしたが、希望者が多いので毎週火曜に増やします。全予約制ですので、前もって必ず予約をお願いします。

随時の予防接種は、予約不要にします。
 通常の診療時間内にする予防接種は、これまでは事前に予約のお電話をいただくことにしていましたが、今後は不要とします。お子さんの体調をみて、当日の朝お電話ください。


◆お薬のお話 W 塗り薬

 大別しますと塗り薬は、非ステロイド剤、ステロイド剤、保湿剤、痒み止め、抗真菌剤、抗生剤、抗ウィルス剤、という種類があります。
たいてい「一日3回」で処方されますので、じっとしているのが苦手な子供相手には、なかなか面倒な作業になりますね。がんばって続けましょう!
 あせもやアトピーなど、湿疹の範囲が広めの場合はムラなく塗ることがポイントです。まず、薬を親指と人差し指の腹でねりねりつぶし、塗りたい部分の全体にちょん、ちょん、ちょん・・何箇所かに付けて、しかるのち肌のきめに塗り込む気持ちでくるくる伸ばしていくと、厚塗りにならず上手くいくようです。塗った直後に痒みが増すようであれば、10〜20分後にもう一度塗ってあげましょう。汗や汚れはまめに洗い流してあげると、ずいぶん違いますよ。やっぱりスキンケアは大事ですよね。
 とびひ等によく処方される消毒薬にも、ちょっとしたポイントがあります。消毒薬プラス抗生剤の軟膏、というパターンで処方される事が多いのですが、これらを次々と塗ってしまうのではなく、消毒薬が完全に乾くまで待って、それから軟膏を塗って下さい。消毒薬の効果は乾いてゆく時に発揮されるものだからです。フーフーするもよし、うちわで扇ぐもよし、よ〜く乾かして下さい。
 朝夕過ごしやすくなってきたとはいえ、当分の間昼間の残暑は続きそうですね。暑いと塗り薬は分離し易くなります。冷蔵庫でひんやりと保管してあげて下さい。


◆台風シーズンは喘息シーズン

今年も台風の季節になりました。夏の雨が少なくて琵琶湖も干あがっているのでたっぷり雨が降るといいですね。
とはいえ、喘息の患者さんには辛い季節です。
梅雨や台風など低気圧が来ると気管が細くなって、喘息発作をおこしやすくなります。
 その症状は・・・
 夜中から明け方にかけてゼイゼイと呼吸が荒くなる。
 息を吐くときにヒューヒューと音がする。
 ひどくなると横になれず、起き上がってしまう。
 もっと進むとくちびるの色が悪くなってきます。

風邪などが引き金になって、同じような症状をおこすものを喘息様気管支炎といいます。9割は本当の喘息になることなく、年齢と共に落ち着いてきます。
夜遅く、息苦しさにぐずる子供さんが少しでも楽にすごせるように、できることは・・・
 水分を多めにとる。
 布団やクッション、座椅子などを使って座った姿勢をとる。
 かとり線香や花火、これからの季節は、野焼きの煙はさける。

朝になると、いつのまにか落ち着いて眠っていた・・ということも多いのですが、顔色やくちびるの色が悪いときや、ぐったりしているときは夜中でも病院へ行きましょう。
速効性のある吸入でゼイゼイをおさめて、持続性のある内服へつなぎます。
症状が進んでいると、点滴をすることもあります。

寝苦しい夜から開放されるこれからの季節、今夜もゆっくり眠れますように・・・


◆受 付 よ り

体重が違うのに同量のお薬を飲むのですか?」と、先日兄弟で診察にみえたお母さんより水薬量のご質問がありました。確かに、体重が違うと薬量は違いますが、処方された日数のメモリに合わせて水をたします。同量だからといって決して取り替えて服用しないでくださいね。

今回はお知らせがたくさんありました。わかりにくい点がありましたら遠慮なくお尋ねくださいね。またご意見もお聞かせください。



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