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院内報「やっほー!こすだより」 第3号
(2000.2.1発行)



◆「おそらく風邪でしょうね」

いよいよ本格的に風邪シーズンの到来のようです。気をつけていたつもりでも、やっぱりかかってしまうのが風邪。「たかが風邪されど風邪」「万病のもと」なんていわれます。今回は「風邪の診断」についてお話ししたいと思います。

 診察の後、これは風邪だなと思ったとき、私は「おそらく風邪でしょうね」「たぶん風邪でしょう」「まぁ、風邪でしょうね」「困った病気ではなさそうですね」などと言います。ちょっと自信なさそうですが、これらは次のような意味です。
「気管支炎や肺炎、他の病気の可能性もありますが、現在のところ、そのような心配はせずに、風邪と考えて治療・看護をするのが妥当でしょう。ただし、今後、状況が変化すれば、診断や方針の変更も有り得ます」
 でも、こんなことを言われると、かえって不安になってしまいますね。それも困ったものです。で、これを大幅に省略して、「まぁ、風邪でしょうね。」となるわけです。

このように、「風邪」という診断は、あくまで「現時点での」ものですから、症状が変化したり、時間が経てば、再確認が必要です。風邪の診断の有効期限は数日程度、と考えておいてください。例えば…
 「熱と咳だったのに、何回も戻すようになった」というような時、風邪症状の一つとしての嘔吐かもしれませんが、ひょっとしたら髄膜炎を併発したのかもしれません。診断をやりなおす必要があります。また、「熱はないのに咳がずっとつづいている」という時、前回までは、聴診ではなにもなかっても、今回は異常な音が聞こえるかもしれません。後者は、症状に変化はなくても、診察所見が変化する例です。
 このようなこともあるので、症状がある限り、週に1〜2度は診察を繰り返して確認します。実は、風邪薬の処方がいつも4日分程度なのは、「4日経ってもまだ症状がつづくようなら、診断再確認が必要ですよ」というメッセージです。
 4日毎に医者に行くのは、「薬をもらいにいく」のではなくて、「診断の再確認の為にいく」というのが正解です。


◆お薬のお話 U  風邪薬

風邪薬として処方する薬は主に対症療法薬、抗生物質、解熱剤です。解熱剤については、コスだより第2号でお話しましたので、今回は対症療法薬と抗生剤です。 風邪は基本的に(別の病気を合併しない限り)自然に治りますが、やっぱり少しでも楽にその期間中過ごしたいですよね。対症療法とはそういう意味の症状を軽くする治療法です。いつもは、咳止め・痰をきる薬・気管支拡張剤・抗ヒスタミン剤(くしゃみ、鼻水、鼻づまりにきく)抗炎症剤(炎症を抑えたり、痰のきれを良くする)などを処方しています。そのときの症状や体の大きさに合わせて「さじかげん」しますので、毎回内容が異なったり同じだったりするのです。

風邪、肺炎などの感染症は体の中に細菌やウイルス(病原微生物)が侵入してそれが増えることによって熱が出る、せきが出る、発疹が出るなどさまざまな症状が出る病気です。抗生剤は細菌などの病原微生物に直接作用する薬です。対症療法薬を飲んでも抗生剤を飲んでも効き目が直ぐに現れるとは限りません。子供の回復力には差がありますし、そのときの病気にもよりますので、勝手にやめたりせずに出された期間は最後まで飲みきるのが原則ですし、異なる症状が出てきたらもう一度受診にお越しくださいね。

風邪のお話でこの面が終わってしまいましたが、寒い季節は手洗い、うがいなどを頻繁にして暖かい春を待つことにしましょう。


◆香りでお部屋の消毒、消臭

 最近雑誌などでよく「アロマテラピー」という言葉をみかけます。 日本語では「芳香療法」。植物から抽出した精油を使い、香りを楽しむことによって自律神経、ホルモン分泌、免疫の調整などにもはたらきかけます。
抗菌作用もあるためお部屋の空気を殺菌、消臭することもできます。
 精油は雑貨屋さんなどでも手に入りますが、次の点に注意して購入してください。

・「100%PURE NATURAL」のものであること
  ポプリオイル、ブレンドオイルでは精油の持つ効果は得られません。
・原液を肌につけない
・3才以下の乳幼児には使用しない
  ただし、部屋に香りをたてる芳香浴はOK
・妊娠中は使えない精油もある
  お店の人に相談しましょう。
・一番大事なのは、自分の好きな香りを使うこと
  心地よくない香りはそれだけでストレスになります。

次に、簡単な芳香浴の方法を紹介します。

1.大きめのマグカップに熱湯を7〜8分目入れ、そこへ目的に応じた精油を3〜5滴落とす。
2.アロマポットなら、カップに水を入れ、精油を5〜15滴(部屋の広さによる)落としてからティキャンドルに火を灯す。

 1.よりも2.のほうがやわらかい香りで持続します。
これからアロマポットを買うのなら、カップの大きいもの、カップと台が別れているもの、台の横からティキャンドルを出し入れできるものをポイントに選んでください。
いずれにしても、やけどや火事(特にアロマポットの空焚き)にはご注意を!

最後に精油の効能です。参考にしてください。
お部屋の殺菌:ラベンダー、サンダルウッド、ベルガモット、
       ジュニパー、ティトリー,ユーカリなど
消臭 :ベルガモット、サイプレスなど
リラックス:ラベンダー、カモミール、ローズオットー、ゼラニウム、
      サンダルウッド
リフレッシュ:ローズマリー、ペパーミント、レモングラスなど

インフルエンザや風邪の流行が気になる季節、一度お試しください。


◆はきくだし(嘔吐下痢症)

冬に嘔吐や下痢を伴う風邪が流行します。嘔吐や下痢が続くと体力は消耗し脱水症状に陥ります。
こんな時お家では
脱水予防は、水分を取ることです。子供用ポカリやお茶、または好きな飲み物をあげて下さい。離乳食や食事は食べられなくても大丈夫です。
嘔吐している時は子供の吐き気のサインを見落とさないで手元に洗面器などを用意しておきましょう。嘔吐の後は口の中を拭いたりうがいをしてさっぱりさせ、水分を取るのを10分位は休みましょう。寝ているときは、吐いたものが喉に詰まらないよう顔を横に向けます。
下痢の時の食事は、油ものを避け消化の良いものを少しずつ食べさせましょう。また、こまめにおしりを洗って清潔にし、おむつかぶれを防ぎます。
詳しいワンポイントアドバイスは受付にありますので、必要な方は遠慮なくおっしゃって下さい。


◆お知らせ

◎ 待合室の院内案内見て頂いていますか?
いつも同じスタッフの顔など見たくないかも知れませんが……。時々皆さんにお伝えしたい情報やお知らせが入ります。来院されたら掲示板がわりに一通りご覧くださいね。

◎ 新しいスタッフが加わりました。
看護婦の土野池さん、受付の高橋さんです。
どうぞよろしく!!

◎ コスのホ−ムペ−ジができました。まだ工事中の箇所もありますが開いてみて下さいね。
http://www.kos-clinic.com

◎ ご意見箱、投稿箱設置をしました。
お気づきの点、ご要望、またドクタ−やナ−スへの質問など、貴重なご意見をお聞かせください。

◎ ヤッホ−!コスだより3号が出来上がりました。「次号を楽しみにしています。」との声に励まされ頑張っています。
またお父さんお母さん方の投稿もお待ちしています。簡単に作れる離乳食の作り方、かわいいイラスト、育児日記の1ペ−ジなど何でも大歓迎です。記名、無記名は問いませんので投稿箱へよろしくお願いします。
投稿は、以下の電子メールでも結構です。
editor@kos-clinic.com



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